漫画「コーポ・ア・コーポ」が面白い。
なんと実写映画化されるらしい。
さっそく紹介したい。
COMIC MEDU HPより
概要
COMIC MEDUにて連載されている岩浪れんじ先生の作品。
大阪の安アパート・コーポの、訳ありな住人たちのライフストーリー。
単行本①~⑤巻発売中。
実写映画化も予定されている。
あらすじ
ある日住人の一人が首を括った――。
訳ありな住人たちが住む、大阪の安アパートを舞台に、
借金、DV、援交などなど
連鎖し広がり絡み合い離れる、愛おしい人々の人生の記録を綴った物語。
この漫画の魅力
コーポ・ア・コーポの魅力は、登場人物の"人生の濃ゆさ"にある。
この漫画は、ボロボロの安アパートに住んでいる人々を取り巻く人間の様子を描いており、登場するあらゆる人物の存在感が異常に濃くて強い。
回を重ねるごとに登場人物と物語に厚みが出てくる構成となっており、登場人物のそれまでの話では見えなかった部分が徐々に描かれ、分からなかった描写の意味がわかるようになる。
あるキャラクターのどうしようもない行動の裏側にはこういうストーリーがあり──という展開で、登場人物すべてが愛おしくなってくる。
ちなみに、自分の一番好きなお話は、単行本②巻の「第12話 恵美子さん」である。
読み終わった後、自然に涙が出てしまった。
単行本のただの1話なのだが、まるで1つの映画を堪能したかのような読後感である。
こんなに感動する(もちろん人にもよるだろうが)漫画は、なかなか見ないんじゃないだろうか…
実写映画化が非常に楽しみである。
〇立ち読み
〇単行本