えーと、今日がクリスマスで、昨日がクリスマスイブだっけ?
昨日のクリスマスイブ、俺はチキンを食いながら『ガンダム0080 ポケットの中の戦争』を見ていた。
クリスマスと言えば、俺にとっては『ポケットの中の戦争』なのである。
まぁ、説明するのが面倒なので、気になる人は下記の公式サイトとか見てほしい。
擦り切れるほど見た『ポケットの中の戦争』をなぜまた見ていたかというと、12月24日(日)21時半より、ニコニコ生放送で全6話が一挙放送されていたからである。
hobby.dengeki.com
ニコニコ動画はコメントが流れてくる形式の動画なので、なんか友達と見ている感覚で非常に楽しめた。ニコニコ動画を見なくなって久しいが(大学の頃はメチャクチャ見ていた)、こういう形式でポケ戦を見れてとても良かった。
『ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1stガンダムと同じ宇宙世紀0079年12月の一年戦争末期の時間軸で新型ガンダム NT–1 アレックスの開発計画とそれを追うジオン軍特殊部隊サイクロップス隊、それに巻き込まれてしまうコロニーの少年アルフレッド・イズルハ(通称アル)、ジオン軍新米兵士バーナード・ワイズマン(通称バーニィ)、ガンダムのテストパイロットのクリスチーナ・マッケンジー(通称クリス)の3人の男女を中心とした群像劇である。
本作品の魅力と言えば、切なく泣けるストーリー、サイクロプス隊の渋さ、多くのMSが登場する点、MSケンプファーのカッコよさ、噓だと言ってよバーニィ、連邦軍スカーレット隊の活躍(噓だと言ってよスカーレット隊)など…挙げればキリがない。
特に、最後のシーンである、バーニィが乗るザクとクリスが乗るガンダムの一騎打ちは目が離せない。戦争の悲惨さ・虚しさをこれでもかと学べる良い作品である。
ちなみにタイトルにある「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」とは、自分が作品の中で最も好きなシーンの言葉だ。
ガンダムとの一騎打ちから逃げるバーニィ。
そんな彼を臆病者と糾弾する少年アル…
バーニィはクルーザーのチケットを受け取りアルが住むコロニーから離れようとする。そんな中バーニィは空港の酒場の公衆電話前で何やら恋人と痴話喧嘩をしている娘の声を偶々又聞きしてしまう。
「仰せの通り、今出発するとこ、麗しのフランチェスカへね。厄介払いができて、さぞホッとしてるんでしょ?あの娘とせいぜい幸せに暮らしてね。
…酔ってなんかないわ!少しお酒を飲みましたけどね、全然酔ってなんかないわよ、酔えるもんですか…結婚しようって言ったのあんたじゃない!何よ嘘ばっかり言って!うぅ…行きたくないわよ!あんなとこに!フランチェスカなんて…フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!今度の女もすぐバレる嘘ついてたらしこんだんでしょ。私の時と同じ!嘘を言い通す根性もないくせに!!」(CV:榊原 良子)
…バーニィは、結局クルーザーには乗らず、コロニーに留まった。
ガンダムと対決するために。
ジオン軍新米兵士である「バーニィ」が、この女性の電話越しの会話を聞いた時、男となり、そして戦士となってガンダムを倒そうと舞い戻るシーンである。
人間の弱さ、葛藤、そして人の強さや決心を固める様を垣間見れる良いシーンであると思う。
ポケットの中の戦争…やっぱり最高やでぇ…