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つれづれ漫画語り「無能の鷹」レビュー

自分は仕事で落ち込んだ時は、"お仕事系"の漫画を読んで気持ちを切り替えたりする。
"お仕事漫画"と呼ばれる漫画のジャンルは数多くあるが、その中でも最近特にハマっている漫画「無能の鷹」を紹介したい。

概要

キャッチコピーは

『仕事なんて出来なくても生きていける!!
          読めば元気になる"ネオ"お仕事漫画』 である。

  …どういうことなのだろうか。
   あらすじから説明していきたい。

あらすじ

鶸田は就職活動中、ITコンサルティングの面接で見るからにデキる女性(同じく就活生)の鷹野に出会う。
スマートな身のこなし、落ち着いた声、着慣れたスーツ、自信に満ちあふれているのに謙虚。
鶸田は一目で鷹野を「デキる人」だと直感し、立ち居振る舞いや仕草に見入っていた。
そして、縁あって一緒にその会社に入社したふたり。
しかしそれから1年半後、鷹野は社内ニートになっていた…

〇とりあえず立ち読み⇩

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主な登場人物

鷹野ツメ子

ITコンサルティング会社の社員。
明らかに仕事ができそうな有能そうな見た目の持ち主であるが、実際は全く仕事ができない。見た目と中身のギャップが甚だしい。
記憶力ない、パソコン使えない、漢字読めない、印刷できない、しまいには仕事中に大画面でyoutube(!?)である。唯一できるのは、書類のホッチキス止めくらいだ。
しかし、彼女は恐ろしいほどにメンタルが強靭であり、仕事のことが分からなければ、同僚にも上司にもそして取引先にも、素直に「分からない」と言っちゃうほどの剛胆さを持つ。

鶸田(ひわだ)

その名前のとおり、気弱で自分に自信が持てないでいるが、実際は優秀な高野の同期の男性社員。
分析センスもあり、提案内容も良いと社内では評価されているのですが、その弱々しい容貌ゆえに、客先では説得力に欠け、契約がとれないでいる。

この漫画の面白さ

この物語は、有能に見える女と無能に見える男がタッグを組み、様々な修羅場をくぐり抜けるバディ物といった内容だ。
鷹野の仕事は全くできないのに物怖じしないところと、鶸田の仕事できるのに、自己肯定感がネガティブなところ、お互いの足りない部分を補い合いながらお客様へ提案をし、なんとか商談を成立させるいく過程が本当に面白い。
商談の際、鷹野と話す商談相手は、その容姿や立振る舞いから鷹野を優秀な人、もしくは鶸田の上司と勘違いしてしまう。
そして高野がどんなにずれた発言を連発しても、良いように解釈し、よっぽどのことが無ければ、彼女を高く評価してしまう。
仕事ができない鷹野のおかげで、周りの人達の仕事が上手くいくようになっていく、愉快痛快新感覚お仕事マンガなのである。

じつは自分もお仕事漫画?を描いていたり…

そして最後に何が言いたいかというと、実は自分もお仕事漫画のようなものを描いているということだ。
まぁ、素人が漫画を投稿できるWebサイト「新都社」というアングラな場所ではあるが…
絵も落書きに毛が生えたような簡素なものだが、いちおう"お仕事漫画"である。
やる気に乏しい地方公務員の日常といったストーリーであり、どこかしら無能の鷹に通づるものがある。
暇がある方は、下記にリンクを張っておくので、ぜひ読んでみてほしい。

neetsha.jp

無能の鷹の話に戻るが、この漫画には、鷹野や鶸田以外にも、色んな人々が登場し、それぞれの立場からの妙にリアルな心情が描かれていたりする。
案外この漫画のどこかに、仕事のヒントが落ちているのかもしれない。
はんざき朝未先生の無能の鷹は、現在5巻まで発売中である。
仕事に行き詰った時は、この漫画でも眺めて気分をリセットしてみてはどうだろうか。

〇こちらのブログでさらに詳しく解説してます

offcamp5.com